2020年7月30日木曜日

妊娠中の便秘と痔

妊娠すると、便秘や痔になりやすくなり、おおくの妊婦さんが苦労している。


妊娠中のお腹の中は、膀胱や腸が圧迫されている。腸は縮こまった状態で、上手く働かなくなり、血液の流れも悪くなってしまう。水分の代謝にも変化がある為、便が硬くなりやすく、スムーズに排出できなくなる。また、妊娠前から痔の風潮がある人は、硬くなった便が痔を悪化させてしまう。妊娠すると、肛門の付近にもむくみがでる為、更に痔になりやすいと云える。


妊娠中に生じやすい痔は、「痔核」と云う、こぶのようになった血管が殆どである。この痔核におおくの妊婦さんが苦しめられているようである。妊娠すると血流の量が、妊娠する前の1.4倍にも増大して、出産時の出血に準備する。また、骨盤の中の血管も増加し、大幅にて太くなる。殊更に、肛門の付近は、網の目のようになった血管で覆われている為、その血管が膨張する事で、痔核に成るのである。


妊娠中は、食物繊維や乳酸菌のおおく含有された食材をなるべく積極的に取るようにし、便秘にならないように心掛けて欲しい。朝おきたら、水を1杯呑み込むようにしたり、キッチリと朝食をとったりして、毎日トイレへ足を運ぶ習慣をつけよう。また、長時間立ったままであったり、座ったままであったり、歩きつづけたりする事を敬遠して、骨盤内の血液の流れを、日常生活の中で誘うように気を付けよう。このような事を心掛けて、妊娠中の便秘と痔を防ごう。

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