2020年8月20日木曜日

「結核」とは?

「結核」とは、体内に「結核菌」が入る事で生じる病気で、殊更に肺に症状が現れる。肺の内部に結核菌が増殖して肺が腫れ、やがて肺が壊れてしまい、呼吸する力もなくなっていくのだ。また、肺以外にも肝臓や脳、骨等体の多種多様な部分が侵される事もある。


結核の初期症状は、せきや発熱等風邪と似ているが、特徴点的なのが、微熱やせき、痰等の症状がつづく事である。また、食欲がなくなったり、体重が消耗したり、寝汗をかいたりする症状も生じる。更に進展すると、息切れがしたり、倦怠感を実感したり、血が混入した痰が出たりして、呼吸困難になり他界する事もある。


昔の日本では、結核がたいへん流行しており、昭和25年までは他界原因の1位になっていましが、適切な治療方法が調査され開発されてからは、一時期を除いては、患者数が消耗してきている。ところが、現状でも年間相当の患者がでており、命を落としている人もたくさんいて、日本における重大な感染症である事は変わりないのである。更に、世界的には、毎年165万人もの死者がでている。


結核は、適切な治療により薬をキッチリと服用すれば治る病気である。但し治療の途中で薬の服用をやめてしまったり、指示通りに服用しなかったりすると、薬に対して結核菌が抵抗力を保持し、薬が効かなくなる事がある。もし、結核と診察されたら、ドクターの指示に従い、薬を治療完結まで服用する事が肝心である。

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